戦え就職戦線
就職問題は、自分が今後どのように生きたいか、という問題にかかわってくることになります。それは、好きな仕事をしたいとか、安定した職場につきたいといった、職業と自分との相性についてだけの狭い問題ではありません。職業もふくめ、トータルに自分の生き方にかかわる問題なのです。何をしたいのかわからない人は、自分が最低限納得できる労働条件、たとえば給与、休日、勤務地、あなたが女性だとしたら結婚後、出産後の処遇、などを列挙してみて、それを満たしてくれるところに、とにかく入ってみることを勧めます。自活していけるだけの条件を整え、その与えられた条件の中で自分に何ができるのか、それを日々模索するうちに自分がどう生きたいのか見えてくる、というのは大いにありうることです。もしその過程で、自分にとってより可能性のある職場をみつけたならば転職すればよいのです。一番まずいのは、自分が何を実現したいのかわからない、という理由で就職活動からリタイアしてしまうことです。人生において実現したい目標があって、そのために職を選ぶという手順は、生き方のひとつの選択肢にしかすぎません。職について糧を得、その条件の中で自らの生きる道を探る、今を大切にする中から未来を切りひらくという生き方もあることを忘れないでほしいと思います。